1986.6.5

ゆっくり起床するとあたりは一面の霧の中、雨こそ降ってはいないが天候はよくない、

下界は曇りとなっているようだ、温泉上部から雲の中になっていることから雨か、

坊がつるのテント撤去を済ませる、昨夜のキャンプファイヤー後は埋めておく。
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重い荷物を担ぎテント場を後に温泉へ、当初は中岳経由で久住山を予定していたが、
天候と中岳への登山道が一部崩落している事を考えて、すがもり小屋に荷物をデポ、
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軽身で中岳と久住山に登ることを提案、雲の中の行動になることから軽いほうが良い。

雨具と行動食をもって千里浜を進み空池から御池、中岳山頂(1791M)へすべて霧の中、
高度感もなく見えるのは白い霧だけ、御池のわきの避難小屋で昼食をとり久住山へ、
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天気が良ければ傾山や阿蘇も見れるのだが残念、山頂からすがもり越えに戻る頃には、
ぽつりぽつりと雨も落ちてきたので雨合羽を着込む、今日中に帰る場合は大分からの
「くにさき」や「彗星」となるが、当初は付近の温泉などでもう一泊の声も出ていた、
結局長者原の近くにキャンプ場があり、開設期間ではないが使用できるという確認した、
残りの食材の軽量化を兼ねてここでもう1泊することになり、長者原の温泉に入浴する、
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アルコールはどっさり買い込んで、泣きだしそうな天気だが夕餉までは大丈夫だった。

1986.6.6

夜間の相当大きな雨音がしたが翌朝には止んでいた、HR氏はツエルトなので早々避難、
キャンプ場の東屋に場所を移していた、基本的に今日は帰るだけだ豊後中村から博多へ
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バスまでの時間に温泉に入浴、初日の夜に坊がつるの入口で驚かされた犬の「平治号」は、
ビジターセンターの入口で休憩中、ガイド犬で実際に登山者の救助の経験もあるとか、
ちょっと起きてもらい記念撮影に協力してもらう。試乗を兼ね新型の100系新幹線の乗車、
未だ1編成しか営業していない新幹線だ、昼食は2階建ての食堂車で祝杯を挙げた。