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和歌山県有田郡有田川町(旧金屋町)長谷川の込谷は以前からパキディスカスが産出するとの情報があり以前から何度も採集に行っていた、谷沿いに産出層がある以外情報が無かった為に、谷を一本一本探すしかなかった、入山2回目とうとう産出層を突き止めた、岩盤に本体のみノジュール化しないでの産状、その上岩よりも化石本体が柔らかい状態のものが多く、取り出しに苦労した、この標本は本体よりも印象化石となった雌型の方が特徴を捉えることが出来る標本だ、ここから産出するアンモナイトはネオフィロセラス、パキディスカス、ゴードリセラスを確認している、いずれも殻は溶けてしまっている.

写真上 アンモナイトらしきものを見つける、母岩の岩より柔らかく軽石のようだ
写真中 分離して取り出す気房部分のみで縫合線が観察できる
写真下 分離後の雌型、一番はっきり特徴を観察できる Pachydiscus sp, 160mm

メス型の方は岩が硬い為に後日採集に行ったら壊されていた、残念!