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鳥屋城山の南面で早くも山桜が咲き始めた、この頃になると思い出す化石がある、2000年4月7日に採集した異常巻きアンモナイトの一種だ、異常巻き正常巻きの区別はこちらの主観で区別しているので、アンモナイトにしてみれば、一番生活しやすい形態なのだから、「ほっといてくれ~」と叫びたいだろうが、こんな形態でどんな生活をしていたのか、想像するだけでも楽しい、こいつは私がハンマーで岩を叩いて起すまでは、山桜の根っこに守られて8000万年も眠っていた、最初のブロックを掘り出したときは、パキディスカスかと思った、巻きがだんだんほどけていくのに、疑問を感じながらの採集となった、ほぼ採集を終って家でクリーニングを終えて、組み立てると住房部分しかないことに気づき、再度の採集を行った、気房部分の一部がが採集できたが先はまだ続いている、これ以上採集すると岩の上の山桜を倒す事になりかねない、だから先端はまだ未採集のままだ・・今年もこの山桜が美しく花をつけている、2~3年後のこの付近を農免道路が通ることとなり、そのときはこの山桜も切られる事となるだろうが、採集はそのときで充分だ、この標本は和歌山県立自然博物館に寄贈しているので残りを採集して復元したい。
 Parasolenoceras aff.lineatum 全長450mm 和歌山県有田郡有田川町(金屋町)外和泉層群鳥屋城層 白亜紀後期 ステッキ状で180度のターンを繰り返しながら生長する異常巻き?アンモナイト

・・18日は和歌山県立自然博物館のイベントのお手伝い「巨大アンモナイトを探せ」だ・・