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ひさかたぶりの化石です、以前にもUPしたべレムナイトですが軟体動物頭足類に分類され、アンモナイトの仲間です、現生のイカがもっとも近い形態だと言われています、湯浅では2箇所、吉備町でも1箇所産出していますが、アンモナイトと比べるとたいへん珍しい化石といえると思います、現生の甲イカ類に見られる船(甲)と呼ばれるチキン質の支柱が見られます、この部分が化石化して保存されたものが、べレムナイトです、別名矢石とも呼ばれています、海外ではオパールに置換されたものや方解石に変わったもの、現生コウイカのような平たい船(甲)状の化石も見つかっています、下の写真は同じ石から出たヘテロセラスがくっついています、部分品はよく見つかるのですが、完全なものはなかなか見つかりません、この産地も現在は落石で危険な為に採集ができなくなりました。
  
 写真上  べレムナイト 75mm  
 写真下  べレムナイトとヘテロセラス初房  50mm  (県立自然博物館寄贈品)
          和歌山面有田郡湯浅町  有田層最下部  1億2000万年前