イメージ 1

イメージ 2

石垣島出身の作家、池上永一氏の「風車祭」は私の愛読書だ、いつも八重山旅行には持ってゆく、八重山の歳時記としての一面と、妖怪・マブイ・人間個性豊かな登場人物が、島の祭りや呪そを背景に織り成すユーモアと神秘的な物語、すばらしいのは物語の場所が島内に実在することだ、現在でも古代からの力が感じられるところが多い、毎回旅の楽しみは「風車祭」の舞台めぐりだ、今回も何箇所か回ることができた、現地で「風車祭」読み情景を思い出すことも楽しみの一つ、沖縄・八重山では水・木・磐があればそうしたものに神が降り依りつくと信じられてきた、このようなところが古代から続く祭祀の場所として残っている、前々回から捜し求めた「天人の墓(テンピトウヌハカ)」もその一つだ、残念ながらここは破壊されて見る影もなくなってしまったとか?、ここの付近も宅地開発が著しい、新しい道路の脇にここを避けるように石組みが造られ、中央に泉が保存されている、きっと名のある泉だと思われるが説明版も無いが、誰かが拝んでいるのだろう香炉が置かれている、ここからの眺めはすばらしい竹富島・小浜島・黒島・西表島が一望に望める神が降りたもう土地にふさわしいところだ。