イト探しだった、この時帰り際にテトラポットの間に大きなノジュールを見つけ、急遽帰りのフェリー
の時間を遅らせての採集だった、アンモナイトや2枚貝が入っていたが変形が著しく、持ち帰った石は
ほとんど廃棄処分となった、唯一残していたのはサメの歯の入った石のみ、石を割るとき先端は飛んで
しまい見つからなかった、石の反対側も探したが見つからず、割れた断面には1mmの歯の断面だけが
見えていた、歯の入っている方向を見定めてクリーニングを始める、石が固く遠巻きに割ることにした
が、この時点で歯根の半分が溶けていることがわかる、小さなタガネとステンレス針で割り進めるうち
に、ほぼ全体が出てきたがやはり歯根はなく右側も溶けていた、副口頭が2個確認でき表面に条線等は
見られない、ネズミザメの一種だろうか?母岩部分にパラロイドを塗布?してクリーニングの終了、ま
だまだ未クリーニング・未整理の化石が眠っている