ち込んできた、丁度地層の滑っている部分に入っていたのだろう、裏側は陥没している巻き込み部分も
ずれて食い違っている、裏側の部分も10mmくらい陥没している、その上重機によりくるっとした気房
部分の一部が剥ぎ取られている、この状態を見ていたら悲しくなってきた、本来は標本として手は加え
ないのが最良と思われるが、標本としてよりこのがたがたが悲しくなってきた、以前も雌型からデディ
モセラスの住房や、ハウエリセラスのへその部分の再生を行なった経緯がある、今回も標本よりオウム
ガイとしての保存がしたくなり、少し造型をすることとした、本来とはかけ離れたこととなり標本とし
ての価値は下がるが、自分としては納得のいく物としたい、フアンドでなくなった部分を創り生前の姿
に近づけることとする、これもクリーニングのもう一つの方向と思っている。