海岸を歩いていると魅力的な石が多からだ、その一つが須賀の浜だ。
串本町の海岸は、新生代新第三紀熊野層群(約1600万年前)の地層が海岸に露出している所があり、
波の作用で洗い出されたノジュールも見られ、石を割り探すことなく化石採集ができる所もある。
お目当てはサメの歯、泥岩の表面にきらりと黒く光るものが見つかれば、サメの歯の確率が高い、
保存状態はお世辞にも良いものとはいえない、ほとんど歯根がなく葉の中まで泥岩が詰まっている、
波の作用で常時表面が削られているので、表面採集には都合が良いがその分破損による部品も多い、
また海岸と言うことで、天候と潮の干満が関係してくるので確認が必要だ。
見つかるサメの歯はイスルスやカルカリアス多いように思えます、探せばメガロドンなども見つかるようですが、いまだに小さな印象しか見つけていません。
化石かビーチコーミングか迷うところですが、一石二鳥を狙っていくことが多く、
風光明媚この地で、朝から晩まで化石メインでの採集は、気分的につらいものがあります。
やっぱり気まぐれですね!