和歌山県田辺市(旧中辺路町)、来栖川北郡(ほくそぎ)の亀甲石化石(コダイアミモ?)
自然にできたものかはたまた作られたものか、新種の生物の化石かといわれて数十年、
長年にわたり動物化石か植物化石か、それとも生痕化石かと論争がされていた、
砂岩の表面に六角の連鎖マークが続く、見た目にも蜂の巣の化石といいたくなるところだ、
良く見ると連続するマークが途中から、渦巻きになどに変わったところが見られることから、
底生生物の這い跡や糞の痕などといわれているが、見事な六角連鎖模様には神の意思が見られる、
生痕化石であるとの一応の決着をみてはいるが、いつ見ても神秘的な不思議な化石だ。
国の天然記念物に指定されていて、付近での採集はできないが、ここより上部の林道にも
何箇所か露頭があり、その崩落した石の中から見つけることができた。
個人的には、古い考えの植物化石論(古代アミモの一種)の方が好ましいのだが。