ノジュールの表面に出ていた側の状態から、クリーニングをやめた石と思われるが、
石の中で保存されていた反対側はまあまあのシロモノ、和歌山の石なら一級品だろうが、
こと北海道産となるとこのような状態でも、ワンコインでお土産として売られてしまう運命か?
石にはマジックで三笠の文字があることから、北海道中央部三笠市の有名な産地からの石だろうか、
手元にある三笠市立博物館の、アンモナイト化石写真集で調べてみたところ、
一番似ているのがコスマチセラス・フレクスオサム Kossmaticeras flexuosum Matumoto だ
しかしお土産物であること、自分が実際採集したものだないこと、一山いくらの品物である事から、
一概に産地と名前・時代を決定できないことが泣き所だ・・・・
地元での採集だったらパキデイスカスと命名するところなんですが、北海道ではね・・・・
いわく付きの?化石となりましたが、ぐるぐる巻いたアンモナイト大切な標本には変わりありません。
それにしてもこんな石がワンコインで売られているなんて、おそるべし北海道!