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化石旱とあわせてネタが尽きてきたので・・・

県自博「和歌山に恐竜がいたころ-白亜紀前期の化石大集合」に併せて有田層の化石を紹介します

今回気おくれしてしまい、展示協力できなかったものから4点ほど。

有田郡湯浅町青木ひまわり幼稚園(産地の露頭は地下5Mにあり採集不可能の為産地公開します)

この幼稚園の新築工事のとき、浄化槽設置の為掘り下げた部分の土砂からの採集です。

土砂置き場として使われる空き地で、別の有田層の土砂から化石採集中に持ち込まれてきました、

新しいダンプ1台分の土砂の出所を探し採集しようと試みましたが、工事中で採集は不可能でした、

しかたなく土砂置き場にもちこまれた土砂を友人と1日がかりで採集し化石を見つけました。

現在も産地は幼稚園の地下5mにあり採集は不可能、付近に同じような露頭がないか探したがXでした、

写真1は    Barremites sp?
写真2・3は  Hoplites sp.  三枚目には異常巻?アンモナイトも見られる
写真4は    Shasticrioceras sp? 幼殻
写真5は    異常巻き?

アンモナイトは7点ほど採集できた、いずれも保存状態は今ひとつで殻は失われている、

2・3は東北の宮古層群で産出しているHipacanthoplites spに似ている、ホプリテス(Hoplites )は、

アルビアン期の示準化石となっている、この産地もこの時代になるのかまたはバレミアンかだろう、

地質図では第四期新期段丘堆積物と、一部は下部白亜系上部物部川亜層群西広層となっているが、

2次堆積層であることから時代の判別は、資料が集まれば可能だろうが原状では難しいだろう、

このような正体不明のおかしな化石なので、この化石の正体がわかる方いましたら

ご指導よろしくお願い致します。