漂着物探しで重要なものの一つに、紀伊半島沿岸を流れる黒潮の影響がある、
南方の漂着物を北に運び、反流となって北方のから再び赤道方に流れる流れだ。
海上保安庁水路観測データーでは、黒潮が大蛇行して紀伊水道まで入っている、
その影響で黒潮の流圧より海水面が持ち上げられ、高潮状態が続いている、
黒潮影響下での漂着物が多く、これに台風の風が加われば漂着が増える。
 
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今ではプラスチック製のものに換わり、居酒屋や鮮魚店のディスプレイでしか見ない、
ガラス製の浮きが今でも、時々海岸に漂着していることがある。
砂浜海岸が少ない県南部では、石だらけの海岸で自爆(割れ)しているものもある、
潮岬で見つけたシリンダー型ガラス浮きは、魚網などの浮力体として使われたの、
以前にも台風の後で、もう少し小型の物も拾ったことがある。
 
全長150mm 直径50mm 刻印なし、昔にどこかの海岸に埋まっていたものが、
台風の波で削られて漂流し、岩だらけの潮岬に再漂着したものだろうか?、
どちらにしてもあの海岸でよく自爆しなかったものだ。