「モササウルス発掘調査の結果」ということで
  和歌山県立自然博物館で12月中旬まで展示が行なわれています!
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  上写真は、発掘中のモササウルス化石を含む岩塊の一部
 
有田川町の白亜紀後期の地層で、2006年に発見されたモササウルス、
今年行なわれた追加大発掘にて、多くの骨が見つかるなど成果がありました。
現在クリーニングが行なわれていますが、上腕骨・指骨の一部・肋骨など、
約70点あまりが確認されています、今回クリーニング途中ですが、
ある程度終了したモササウルスの化石の内、5点が21日に展示公開されました、
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上腕骨から指骨の一部までが繋がった状態の前肢の骨化石、
前回の発掘では後肢が見つかっている、両方の発見はアジアで初めて。
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歯4本を含む下顎部分の一部、歯の表面には条線が確認できる、
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拡大写真 下に埋もれるように見られる歯は、成長過程の歯曹中の歯だろうか?
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肋骨、肋骨は今回15本ほどが確認され、椎骨も24個確認されているという。
 
今回の大発掘で見つかった化石は、国内で最も多くのまとまった状態での発見で、
日本一のモササウルスの化石といえるものです。
母岩は固いのに骨は柔らかいなど悪条件が山積で、クリーニングになかなか進まないそうですが、これからの新たな発見が楽しみです。