「御山」付近における化石採集は、ノジュール狙いとなるのだが、
小型のノジュールは中身ザクザク・・、大型ノジュールはイノセラムスばかり・・・
とよく言われている、しかしそのイノセラムスのジュールこそ狙い目なのだ、
大型化石が死後水流により集められ、その影のバリア部分に小型の化石が集合、
大型化石に守られてノジュールの中で、良い保存状態で見つかることが多い、
この付近の小型のジュールは、O氏により佃煮ノジュールと揶揄されるくらいの、
ごみ溜めノジュールとなるが、保存状態はお世辞にも良い状態と言えない。
今回見つけた直径50cmの大型のジュール、中はイノセラムスのふきだまりで、
なんとか見られるもの下の写真の、殻付き両核の大型イノセラムス2個、
いずれも  Inoceramus balticus toyajoanus  こちらでは普通種だ。
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イノセラムスの裏側の砕けた殻の間に、アンモナイトが1個保存されていた、
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ゴードリセラスと思われるが、真っ二つでクリーニングの良否が問われる、
小さいながらも保存は良く殻付きなので、ちょっと期待が持てる。
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また同じ石に見られるこの模様は、ユーボストリコセラス2巻部と思われる、
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時間の関係で今回採集とならなかった石がある、大イノセラムスのジュールで、
掘り出しには時間がかかるだろう、こちらは次回のお楽しみとなった。