進撃のモササウルス第三回は・・・・・
両面クリーニングされた「モササウルスの開き」の登場、レプリカでなく純骨です、
さすが保存部位・状態日本一、鳥屋城山のあの嫌な硬い石を知っている方なら、
もろく崩れやすい化石骨を取り出すことに、大変な困難を伴うこともわかるだろう。
4年かけて硬い石の中から現れた、背開ではなく腹開きとなったモササウルス、
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頭骨部分は赤色の部分が見つかっている、左右の上下あごを中心に前頭骨までイメージ 3
イメージ 1目玉が入っていた眼窩も確認できる、頭骨の最後部には脳箱部分も見つかった、
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ここに剖出された骨以外にも、剖出途中のものもたくさんあるようです・・(頭頂骨?)
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右前脚((ひれ足)の骨、前回の展示会ではレプリカと合わせても展示されました、
椎骨・肋骨の上にひっ付いていた部分です、保存状態最高の綺麗な前足ですね、
特に指先までクリーニングされています、人差し指(2指)の先端の爪?に注意、
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脊椎骨と肋骨(アバラ骨)、背椎骨が連結状態で突起部分のもろい骨が完全剖出、
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この部分を含む石はノジュール化して、母岩は固く骨はブスブスのスポンジ状態、
私だったら即フアンド粘土で型取り複製でしょうね、クリーニング力の高さに脱帽、
あと残りの石から何が出てくるかお楽しみ、そしてもう一つの ? なんですが、
今回の発掘で発見されなかったと思われる、尾の部分どこに行ったのでしょう、
まだ現地に眠っているんでしょうか、今まで見つかった骨の状態を検討して、
2次発掘してみる価値があるのではないでしょうか?