前々日の旅行から帰り、荷物の整理も出来ていない状態での例会、
本来ならば例会終了とともにすぐ帰るのだが、居残り組がいるので続けて採集、
雨による石の表面の見えやすさが手伝い、何時もより石の確認がしやすい状態、
また先に採集した方の医師も適度に風化して、割りやすくなっていて助かった・・・
今日仕事を終えて前日の石の状態を確認すると、早くもクラック(ひび)が出ていた。
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ここのアイノセラスを含む石は2種類、柔らかく風化が早いのだが保存状態が良好、
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硬いのだけれど、塔状に巻く部分が見つからないタマネギ状の団塊の表面のもの、
いずれもそのまま産地で放置すれば6ケ月程度で、ボロボロと崩壊してしまう、
柔らかい石のほうはゆっくり乾燥させて、表面合わせて保護する必要がある。
また厄介なのは表面で見えている部分以外、ほとんど保存されていないことだ、
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クリーニングと称して彫り込んで、化石本体を確認すれども保存されていない。
上の3点はいずれも当日の採集品、クリーニングといっても輪郭をなぞる表現だけ、
本当に残念な保存状態だ、北海道産のような殻付きの厚みの有る標本が欲しい!
これから数日間乾燥を行う予定・・・途中で崩壊しなければいいのだが・・・