十数年見守ってきた食虫植物がある、秘密の場所に繁殖する「コモウセンゴケ」。
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地面から放射状に伸びた葉の触手に、粘液をため虫たちを捕獲して栄養とする、
北アルプスの池塘などで、赤い絨毯を敷いたように繁殖しているものもを良く見る。
和歌山県のレッドデータブックにも載り、準絶滅危惧種(Ⅰ)となっているらしい?
以前はこの谷筋の土手にたくさん見られたが、開発が進み今はごく一部で繁殖中、
それでもだんだん少なくなってきている、今年はこの場所で14個の固体を見た、
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今の状態では毛氈を敷き詰めたように赤く染まることは望むことは出来ないだろう。
ところが今年は嬉しい発見があった、溜池の堰堤工事で消滅したと思われた植物、
コモウセンゴケと同じ食虫植物の「イシモチソウ」が復活していた。
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実際復活したのか、それとも気がつかなかったのかよくわからないが繁殖している、
よく見るとコモウセンゴケの固体よりも、広い範囲でたくさん見つけることが出来た、
根元を見ればコモウセンゴケと間違うかもしれない、茎は10cmほど垂直に伸び、
茎から枝(補虫葉)をまばらに付けている、運の悪い虫が数匹餌食となっていた、
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こちらもモウセンゴケ同様に和歌山県の絶滅危惧種(Ⅰ)類に入っているようだ。
もしかしたら気がつかないだけで、方々で繁殖しているのではないだろうか?