剣岳を源にする剣沢は、剣岳東面の全雪渓の水を集め二俣で一本になり、
狭い渓谷をいっきに駈けおり、十字峡で黒部川に合流する。
その途中に落差約300Mの剱大滝があり、別名「幻の大滝」といわれている。
その剣大滝が見たいという願望が膨れ出し、下見から2回目で滝の下に立った、
もちろん滝への一般ルートなどなく、地形図や文献を頼りに準備を行うとともに、
遡行技術や岩登りの技術も習得した、前日私の転落事故や雨などで停滞したが、
1日の晴天を利用して無事滝の下に立つことができた。 1990年9月某日

十字峡 黒部川に右側から棒小屋沢、左側から剣沢が合流する、ベースキャンプ地
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十字峡から尾根を一旦登り、懸垂下降で剣沢の川原に降り立つ、滝上部が見える
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       ルート工作中ここまでは渡河で済んだが、ここからは岩場を・・・
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        剣大滝到着 落下する水流と風圧でずぶ濡れになる
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写真中央に白く剣大滝の上部が見えている、川原で冷やしたビールで乾杯!
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当時独自のルートで訪れた剣大滝も、今はガイド付きの訪れることが出来るらしい。