岐阜巡検の2日目最後の採集地の六厩川、ここでの砂金採集時に気になることが、
ここの砂金採集時に出る細長い紐のような砂金、金鉱石から剥離した物だろか、
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この状態で出るという事は金の産地が近い、金鉱脈近いという事なのだろうか?
大蓑谷の支流付近に残る4か所の坑口、有名な橋から見える穴は埋まっている、
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今は水線に近いが昔は今より低く、水没するような場所ではなかったはずだ、
この坑口は入り口を入るとすぐ3方向に分岐、坑道は下に向かい下がっている、
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坑口横に小さなセリサイトと石英の脈があり、黄鉄鉱と方鉛鉱の結晶が見られる、
ちょうど手ごろな大きさの塊を今回も採集、ルーペで確認すると結晶が良く見える、
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銀色に鈍く光る四角の方鉛鉱の結晶と、同じく黄色い黄鉄鉱の結晶が見られる、
けっつ賞の間には小さな両錐の水晶、両者をつなぐのは絹雲母(セリサイト)だ、
ルーペで拡大してみると所々に黄味の強い糸状の鉱物が見られる部分がある、
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ここ六厩の金鉱山は岩脈中の石英部分の黄鉄鉱に含まれる金の含有率が高く、
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一部では山金と呼ばれる金も多く見られたという、写真の赤丸部分を拡大すると、
方鉛鉱と黄鉄鉱の隙間に、細いひも状の山金と思われる物を見ることができる。
この部分は黄鉄鉱の四角い結晶ができず、全体的に黄色味が強く柔らかく感じだ、
色味の違いからも金の含有率が、他の部位より多いのかもしれない怪し石です。