2007年03月

パキディスカス

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クリーニングが終了した、バラバラになった標本を洗い部品を接着する、クリーニングの過程で失われた部分や、ひび割れの部分や本体が溶けてなくなった部分は、雌型を使って修復を行う、材料は石粉粘土のフアンドだ、この粘土は乾いたときの縮みやわれが少なく便利だ、一部想像を加味して修復を行う、はみ出し部分や整形には彫刻刀や紙やすりを使う、白い粘土部分とタガネ痕のひどいところには、アクリル系の絵の具で色を注す、最後に保護の為に薄い濃度のパラロイドを塗布して終了。

写真上  パキディスカス Pachydiscus sp, 長径150mm
写真下  パキディスカス Pachydiscus sp, 長径180mm
産地   和歌山県有田郡金屋町長谷川(現在 有田川町)
時代    白亜紀後期 カンパ二アン
地層    外和泉層群 鳥屋城層

二つのパキを比べると肋の出方がやはり違うように感じる、雌雄の違いかはたまた種類が違うのか、海の向こうのパキディスカス・アワジエンシスに似ていると思う、上の標本は和歌山県立自然博物館に寄贈しました。

パキディスカス

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クリーニング途中二つのパキの分離がうまく行かず、しかたなく割ることとなってしまった、裏側のパキは圧力で気房部分がつぶれていたが、住房の部分は保存されていた、殻口に近い部分まで保存されている、もう一つの方は保存されている殻口部分はまだ気房部分なので、失われた住房部分を考えると相当大きなものとなるはずだ、ノジュール表面に見られた住房と思われる部品が、このパキのものだとすると500mmくらいの大きさだろうか、殻表面の肋の感じからするとパキディスカス・アワジエンシスが最も近いか? この産地では2個体が同じノジュールの中から見つかることが多い、この標本でも肋の出方の違いや大きさから、雌雄と見ることも可能なのではと思えてくる、ただ単に子供と大人かも知れないが、このようなことを考えながらクリーニングを進めていくのは楽しい。

恐竜をさがせ

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今日和歌山県立自然博物館主催の「恐竜をさがせ」のお手伝いに行ってきた、和歌山で恐竜を見つけようの合言葉でもう何年も続く博物館主催のイベントだ、残念ながら今回も恐竜は見つからなかった?詳細は博物館のホームページで報告されるから控えておこう、いつも多彩な講師陣でこちらもお手伝いどころか、知識を得ることが多い、また子供たちのパワーには圧倒される、この分で行けば近い将来和歌山からの恐竜が見つかる日も近いだろう、その時はイベントも名称変更だ「恐竜をもっとさがせ」???
子供たちの対応に忙しかったので、写真はを撮っていないのに気が付いたのは終了後で、写真なしです
写真は、以前こちらで採集したカニ又はスナモグリ属の一種の化石です、割合たくさん見られます。

パキディスカスノジュール

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ゴキン・・硬い音がして以前紹介した団塊=ノジュールが割れた、割れた断面にはガラス質の輝きが見られた、「パキだ」とうとう殻付き?のパキディスカスがノジュールから顔を出した、まさかこの団塊の中にパキが入っているとは思っても見なかった、一部はハンマーの衝撃で飛んでしまっていた、慎重に部品を集めて水で洗って復元した、写真上のものがそれだ、ぶっ飛んだ反対側の石にはキヤストが見られた、一部殻が残ってしまった、まだ細かいクリーニングが終わっていないが、変形をあまり受けていない様だ、又中心のへそと呼ばれる部分も保存されているようだ、反対側のキヤストと思われていた部分にも、もう一つアンモナイトが入っている事が判明した、どちらのアンモナイトも殻が残っている向かい合わせで保存されていた♂♀だろうか?この時点で分かっていることは大きいほうのパキは住房部分が失われていることだけクリーニングが楽しみだ!
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