2008年01月

恐竜化石 4

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      DINOSAURUR THOOTH  CARCARODONTSAURUS
             CRETACEOUS   TAOUZ,MOROCCO

簡単な説明の標本、モロッコ産だからしかたがないかも、モロッコ産の化石には偽物や後造りのものが多いと言われる、特にアンモナイトや三葉虫などは石工が独創性を加味して、見事な標本を作っているものもあると言う、又モロッコ産の恐竜の歯に関してはかなりいい加減な分類で、名前がつけられたものも少なくないようである、この標本は大阪府内にある有名な博物館のショップで購入した、カルカロドントサウルスとなってはいるが、同じように販売されていた数点の標本を値踏みしていたとき???と思われたので購入した、カルカロドントサウルスにしては歯の厚みが厚い、以前購入したものの2倍の厚みがあり、ナイフのようなと言うより楔のような形状でしっかりしている、私が以前購入したレプリカのティラノサウルス「スー」の歯と形状がほぼ同じ、並べてみるとそっくりでどちらがTrexと言うくらい似ている、確かに歯の生えている場所により形状が違うことは確認しているが、モロッコの白亜紀にはカルカロドントサウルスとはまた違った肉食恐竜(?アフロベナトルやデルタドロメウス)が生息していたがこちらのものかも?、まだまだ研究が進んでいない北アフリカの恐竜、これからの研究で更なる大型獣脚類が発見されることに期待したい。

恐竜化石 3

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  DINOSAURUS TOOTH CARCARODONTSAURUS SAHARICUS
CRETACEOUS AGE 95 TO 100 MILLION YRS, OLD BAHARIJA FORMATION TAOUZ,MOROCCO

カルカロドントサウルス (Carcharodontosaurus )は白亜紀後期(9800~9300万年前)に北アフリカに生息していた大型の獣脚類肉食恐竜、時代は異なるがティラノサウルスと同等以上の体長と頭骨長を持つ、同時期に南アメリカに生息したギガノトサウルスとは近縁であったと見られている、この恐竜の歯も和歌山市内の「ギヤラリーメイスン」にて購入した、恐竜化石が入荷したとの連絡があり訪れたとき、5本のカルカロドンの歯が展示されていた、標本の産地や種の説明文はメモ用紙に走り書き程度のもので、怪しいところがあったが迷わず5本の中ならこの一本を購入した、怪しいモロッコ産だがこれは間違いなく本物だ、本店の「メイスンキタニ」が石材を海外から仕入れることが多く時々化石もあわせて購入するとのこと、第二次世界大戦前1931年にドイツのエルンスト・シュトローマが発見して以来謎の多い恐竜として扱われていたが、シカゴ大学のポール・セレノ博士によるカルカロドンの再評価が1996年なされている、歯の購入はこれ以前だった為に、驚くほどの安価(現在の3分の一)で購入することが出来た、このようなものは売れないと思われていたようである、この歯はカルカロドンの特徴をもっともあらわしている標本だった、歯の断面が薄く、幅がやや広く前後方向のカーブが少ない、セレーション良く残り歯根に近い部分の波状でしわのような模様も見られる、ティラノサウルスなどの肉食恐竜が比較的分厚い歯を持っていたのに比べると、ステーキナイフのような鋭い歯だ、がこいつにかまれたら傷口が大きく引き差かれて致命傷になることは間違いなし、名前のSAHARICUSは現在は使われていません。

ギャラリーメイスンのアドレス  http://www.ishi-shop.com/index.html

恐竜化石 2

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Albrtosaurus teeth (アルバートサウルスの歯)   年代 白亜紀 後期
産地 Two Medicin.Browning.Montana.USA

恐竜化石の第3弾、年二回行われる「石不思議発見・・」の会場での購入品、販売はどこだったか忘れたが、ぼろぼろの母岩に入った状態で販売されていたもの、状態が悪く格安の値段が付いていた、購入後再クリーニングを行い現在の状態にした、接着剤の助けがなければ10数個の破片となってしまう運命である、しかしセレーションと咬合面はしっかりと残っている、歯のカーブがきつく獲物に噛み付いたときは切り裂く力が相当なものとおもわれる、アルバートサウルスはティラノサウルスに近縁の恐竜で、カナダのアルバータ州にちなんで命名された、Trexよりも小型で華奢な体系からハンターであったと考えられている、産地のモンタナは化石の宝庫と呼ばれる。

あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます、年末何かと忙しく最後のUPしようと思ったら、2007年は終わっていた、さて化石採集にもっとも適した季節だが、いつものおなじみの「春のダイヤ改正」の準備に追われる季節でもある、この忙しい状況の中でいかに時間を調整して、化石採集に行くことの難しさ、2007年は1月から3月の間に5回しか採集に行っていない、また今年は産地のほうも、大きな工事もなく化石日照りの状況だ、先日入山した鳥屋城山方面も惨憺たる状況で成果は無し、まだ入ったことの無い鳥屋城山東部の沢にかけるしかない状況だ、東部への入山は単独行動は禁物で相棒探しから始めよう、こちらの方面はイノシシが多く、又山が深く一人での行動は注意が必要だ、そんなことよりまず何よりも休暇を入れることからはじめよう、ウ~ンでも年休なかなか入りそうに無いから困ったもんだ、定員は足りないし今年も年休流れは決定的だろう、新春早々から暗い話となってしまいました×、1/4は恒例の新春化石採集初めだがどこに行こうか?
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