2008年06月

内浦層群 1

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福井県大飯郡高浜町の山中・鎌倉・名島他には、新第三紀の内浦層群がみられる、ここの産地で道路の

付け替え工事が行われ、そのとき出た廃土が付近に保管されている、保管場所をを教えてもらい5/25の

例会の次の日に、難波江海岸と併せて訪れた、話に聞いていたのはオウムガイ(アツリア)がざくざく

採れるとのことだった、オウムガイの採集は以前500円玉サイズを有田層で見つけているが、ここの標準

サイズは100mmだそうな、土砂置き場には毎土日には各地から採集者が集まり、盛況だそうだが私が訪

れた月曜は私一人での採集となった、どのような石から出るかがわからず、闇雲に割りまくった確かに

化石の産出は多い、又財化石やフナクイムシの化石も多くそれを目当てに割ってゆく、4時間の採集でサ

ザエ・ウミニナ・タマガイ(写真下)・ウニ・アツリア(写真上)・イモガイ・カキ・他二枚貝や巻貝

たくさん採れる、だが本来目的のオウムガイ(アツリア写真上)は残念ながら部品の採集にとどまつ

た、写真で見るように半分に割れたものに、小さな部品は付いたものが最も状態の良いもの、殻の部分

が鉱物に置換したもの、4分の1しかないが隔壁の見えるもの、三紀四紀の化石はほぼ現生のものと同じ

ものが出るので、面白みにかけるが種類の判断には助かる、しかしアツリア完全体とは言わないがもう

少しましなものが欲しい、もう一度行くか思案のまっ最中だ?

山の恵み

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近畿地学会の例会当日、ちょこっと箱石浜でビーチコーミングを楽しんだ後、久美浜から出石を通り焼

くのまで移動した、例会の集合時間は10:30なので充分余裕はあった、県道63号線の小阪峠を過ぎ

たところで、道路に覆いかぶさるように桑の木が生えていた、気づいたのは道路に落ちた桑の実で変色

していたからだ、車を安全な場所に置き下から覗くと、たわわに実った桑の実が見えた、個人の耕作物

だろうが、このまでは道路の染色にしかならない、もったいない!桑の実に本来の仕事をしてもらお

う?、車から持ってきた手持ちのバケツに叩き落とす、ぷ~んと甘い香りがする、手持ちの水で洗い保

冷クーラーの中に入れておく、車での移動中のビタミンCの補給と夕ご飯のデザートに変身した(写

真)、ただ口の中が桑の実の色素で紫に染まり、人前では大きく口をあけられないことが難点だった、

道に落下して道を汚す運命の桑の実は、私の体の中でよい仕事を見つけた。

ちょこっとビーチコーミング

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5/25近畿地学会に参加のとき、実は自宅を出発したのは24日の夜だった、深夜割引きを利用して豪雨の

高速道をぶっ飛ばした、3時間後に着いたところは京都府京丹後市久美浜の箱石浜、例会の集合時間まで

ビーチコーミングを楽しもうという考えだ、ただし冬の日本海は北風が運ぶ漂着物が多いが、この時期

はあまり期待できない、車で2時間ほど仮眠して箱石浜(写真上)に出た、雨上がりのしっとりとした風

景と鏡のような海、海岸の漂着物の少なさがっかりしたが3時間ほど歩く、早々見つかったのはガラス浮

きとラジオゾンテ、ささやかな期待のアオイガイや南方系の豆はまったく見つからなかった、わかって

いるが時期が悪いのだ、以前来たときは海岸にポリタンクの大量漂着が見られたが、処理をしたのかあ

まり漂着していない、相変わらず海を隔てた韓国・中国の生活ゴミ漂着物が多く見られる、海で繋がっ

ているのだ、海岸の砂丘には赤いハマナスやピンクのハマヒルガオが咲いている、海岸の入り口でおも

しろい看板(写真下)を見つけた、よくわからないがこの海岸でサーフインをするときは、マナーと一

緒にローカルルールブックが要ると言う意味だろうか?、それを管理しているローカル一同とはどんな

団体(秘密結社?)なんだろう、面白看板に推薦いたします

鉱物

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福井県・難波江海岸で三畳紀の化石を探しながら、海岸や付近の工事現場を回った、付近には新生代の内

浦層群が分布している所があり、こちらもあわせて採集することができる、海岸の小さな露頭の下には転

石が多く、手当たり次第に割ってみた、二枚貝やカキに混じって植物化石も見られる、大きな植物だった

のだろうか10mmくらいの厚さの石炭のようになっている、その下に丸い塊があることに気づき割って

みた、バラバラと壊れた表面から赤褐色の石が顔を表した、どうも琥珀のようだ(写真上)状態はよくな

く方解石のように割れてしまう、もう少し状態が悪くなれば石炭?に近い状態だ、もうひとつは岩の割れ

目にある白い筋、うまい具合に半分に割ることができた、分離面に姿を現したのは苦灰石の結晶(写真

中)のようだ、生成過程が違うがよく水晶のと混同される鉱物だ、平板状結晶が固まって重なりあってい

る、結晶の空洞部分には再結晶した小さな塊(写真下)も見られる、鉱物のことは詳しくわかりませんが

なかなか美しいものです。
プロフィール

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