最初に見つけたやや色が赤みを帯びたモダマは、でぶっちょモダマと呼ばれる東南アジアに自生し、
巷でも鞘状態で販売されているタイ産の Entada spiraidis とよく似ている。
また次の平べったいタイプのモダマは、形状などからして日本産のモダマの、
重山産 Entada kosunensis か 奄美大島産の Entada phaseoloides だと思われる。
最後の一つ厚みや形状から考えると spiraidis に似ているが、種子の中央のふくらみが気になる、
外国産と思われるモダマの写真などを探してみたが、この種子と同様のもの見つからなかった、
また自宅にあるタイ産のモダマの木質の鞘を割ってみたが、同じようなマメは見つかっていない、
外見から見ればもろでぶっちょモダマの分類に入るのだが、どこから流れてきたのだろう?
モダマの分類をしているといつも壁にぶち当たる、同定の為の資料が少なすぎるのだ、
その上に個体変異が多くE spiraidisなんかは、同じ種類かと思われるほど形状が違うからだ、
種名を特定することができたら、どこから流れてきたかをある程度特定できるのにと思うが、
今はどこから流れてきたのかを想像するところまでにしよう。