2010年09月

近畿地学会第221例会(3)

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今回の例会、現地採集時間はたったの1時間しかなかった・・・
案内を兼ねてシルル紀の産地に行くことにした、潮は満潮で海岸は狭いが、
波で洗われた石が多く、転石探しも期待できる状態であった、以前から採集を続けている、
クサリサンゴが見つかった石は、参加者に譲り他の石を割ることにした、
今回の持ち帰り石は写真上の3個だけ。

1個は海岸で見つけた大きな石、濡れた状態で表面になにやら見えていたので持ち帰ったが×

1個はクサリサンゴが見つかった石の近くの、クラックの多い石(写真中)を持ち帰った、案の定、
この石にはサンゴや層穴虫(S)やウミユリの部品が多く、クサリサンゴの部品(K)が入っていた。

最後の一個は、以前割ってほったらかしにしていたクズ石の持ち帰り、この石からは以前紹介した、
三葉虫の尾部?かも・・・本当は腕足類でしたの石です、かなり大きな石だったのですが2年がかりでバラバラにしました、この石から他にもウミユリや、四放サンゴ・トリプラズマ、小さいながらもフアボシテスも1個見つかっています、今回も白い部分が気になり持ち帰りました、グラインダーで280番まで削り込んだ時点で、日石サンゴ(写真下コントラストを強調しています)であることがわかりました、この石の半分はまだ現場にあることから、次回には回収しなくてはなりません。

近畿地学会第221例会(2)

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今日は一日忙しい日だった・・・

早朝から・・有田地方の産地めぐり・・・どこかで工事をしていないか?
午前中・・・近畿地学会例会参加・・・・シルル紀のサンゴを探せ!
午後は・・・娘の小学生最後の運動会
夜・・・・・地区の集会

近畿地学会第221例会は参加者十数名で、海岸の産地へこの産地へのハードルは山登り、
産地となる海岸には山越えしていくしか道がなく、急な山道を数分のぼり海岸まで下る、
途中から見えるのは、紀伊水道の島じまとこれから行く海岸、遠くには徳島県の山並みも見える、
愛媛からの参加者を含む十数名の参加者の中には、例会史上最も最年少と思われる参加者も、
某博物館学芸員の家族4人での参加があり、ベビーカーを使っての参加は初めてでは?

シルル紀・ジュラ紀に分かれての採集、見つけにくいシルル紀のサンゴ化石はいかがでしたか?
ジュラ紀の方は持ち帰りの石がたくさんありすぎて困ったのではないでしょうか?
写真二枚目はシルル紀産地、写真3枚目はジュラ紀産地です。

個人的な用件の為に途中11:30分で採集を中止、後ろ髪を引かれながら途中退場となりました。

あれ・・・また日が変わっちゃった。

近畿地学会第221例会

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近畿地学会第221回例会が明日行なわれる、天気は申し分なさそうだ!

幹事なのに、明日は子供の運動会と重なった為に、午前中のみの参加ということでお許し願いたい。

当初は、下部白亜系で開催する予定だったが、例年続いていた工事が今年度は計画変更となった、
計画段階での産地が採集可能との判断だったのだが、工事は延期でこの時期の適当な産地はなく、
急遽時代をさかのぼりシルル紀・ジュラ紀での採集となってしまった、当初予定されていた方には、
予定が外れて失望されて、今回は参加を見送る方もあったと思われる。

個人的にお詫びのしるしとして、今回参加された方に中で最遠方からの参加される方に、
和歌山のお土産を個人的に用意した、本来の採集予定地付近で採集したもので、
写真下で見てわかるように、石でできたもの?????お楽しみに・・・・

あっ・・知らないうちに日が変わっていた!

紀伊土記の丘

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紀伊風土記の丘は、
昭和46年(1971年)に岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)の、
保存と活用を目的として整備された公園だ、園内及び付近にはには5~7世紀に作られた、約700基の古墳があり、当時の紀ノ川平野に勢力を持っていた豪族の紀氏との関わりが深いと言われている。

ここには開園当時から何度も足を運んだ、当時は付近には何もなくただただ田んぼが広がっていた、
現在は山すそまで住宅が広がり、時間の経過というものを実感させられた、
なんだかんだで40年年前の開園なのだが、当時と比べると展示内容の充実や園内の整備が進み、
体験プログラムなども行なわれて、以前よりも楽しめる場所になっている。

時間の関係で園内を全周することができなかったが、近場の古墳を10基ほど見学してきた、
古墳の説明や内部の照明なども取り付けられていた為か、開園当初に感じたお墓(怖い)という感覚は、薄れていた、和歌山に住みながら初めてという嫁さん子供も、始めての古墳に感動していた。

当時「考古学だいすき少年?」だった?こともあり、家から自転車で2時間かかるが何度も足を運び、
付近の発掘現場も見学させてもらったことも記憶に新しい。

公園の詳細は下記HPより

     http://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/

串本 漂着物たち

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同じような写真で申し訳ない。

1日塩抜きを行い長旅で付着した石灰藻やエボシガイの付着痕などをそぎおとして清掃した、
種子の表面の光沢部分はほとんど剥げ落ちたり、侵食されたりして見るも無残だが、
拾ったときよりは美人になったように思う、漂着物標本としてはそのままに状態がベストだろうが、
このまま乾かして保存すると大変なことになる、エボシガイなどの動物の肉部分が腐ると、
えもいわれぬ匂いがたち込めて、家内や子供からヒンシュクをかうこともたびたびだ。

今回見つけたモダマ類は かなり大型の60mmのデブモダマ Entata phaseoloidesタイプが1個
同じくデブモダマ(仮称)45mmのEntada reedeiタイプが2個、そしてあとの2個が
48mmのEntada koshunensisタイプ、どちらも長い漂流で表面が荒れていた。
ワニグチモダマ Mucuna spp,は無地のタイプと豹がらタイプのものを3個見つけることができた、
ジオクレア dioclea spp,はオレンジ色のものを1個、イルカンダ Mucuna spp,も1個
タシロマメ Intsia bijuga spp、も大小各1個、正体不明の砲弾型の種子が1個
ハスノミカズラ Caesalpinia globulorumは、3個見つけることができましたが、
3個とも塩抜き中でもバケツの底にあり、浮かないマメであることが判明、
本当に海流に乗ってぷかぷか流れてきたものか疑問が残る。

今年の海岸は黒潮が蛇行している関係か、南方系の植物類の漂着物が多い、
特にココヤシやゴバンノアシ、ホウガンヒルギやニッパヤシはゴロゴロ転がっている、
ココヤシの中に、伊良湖岬がある愛知県田原市観光協会が、愛のココナッツ・メッセージで、
沖縄県の石垣島で100個のココヤシを投流しているがそのうちの1個でも漂着していないかと、
目を凝らしてみたが今回は見つけることができなかった。
プロフィール

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