2010年09月

串本へ

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数日前から空気が変わった・・・・
朝晩には露を含む大気に変わってきた、ここ数日朝はすずしいを通り越して寒いくらいの気温だ。

今日の天気は曇りがちとのことなので、思い切って久しぶりのビーチコーミングに決定!
早朝から列車を乗り継いで串本へ、潮岬北側の浜から歩き出す、数日前の強風の為に、
海岸線のジャリが動き漂着物を埋めているために目ぼしいものは何もなかった。

午後から入った須賀の浜は、海水浴場ではない為にまだ浜掃除行なわれていないのが吉と出た、
満潮線よりも高い暴風(高潮)線付近を探すと、モダマがころり、ジオクレアが隠れていた、
浜を端から端まで櫛ですくように(コーミング)探すと、南の島からの漂着物ががザクザク。

デブモダマ・コウシュンモダマ・ジオクレア・ワニグチモダマ・ハスノミカズラ・タシロマメなどが、
久しぶりに複数個見つかった、前回・前々回の成果とくらべると、顔に笑みが浮かんでくる。

今年の猛暑の為か、グンバイヒルガオが各所で成長を続けている、1m近くにのびた物もあった、
残念ながら花は付いていなかった来年に期待しよう。

広川町の化石3

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広川町のシルル紀海岸を歩いていると、3種の石灰岩があることに気づく。
黒瀬川構成岩帯によって運ばれて、熱変成を受けたシルル紀の白っぽい石灰岩とピンクの石灰岩、
灰色っぽくて油が染み出したような、ジュラ紀から白亜紀にかけての鳥の巣石灰岩と呼ばれるも石灰岩、
海岸自体は鳥の巣石灰岩層にあたり、シルル紀の石は北側の断崖絶壁の火成岩に取り込まれている。

以前から崖の崩落などで相当の石灰岩が波に呑まれて、波の作用で丸く磨かれて海岸に打ちあげられている、硬い岩を割り探すことが大変な苦労を伴うここでの採集は、海岸転石からの採集が最も効果的だ、
波打ち際の濡れた、黒っぽいジュラ紀の石灰岩石の表面を見れば、表面に化石が浮き出ていることがあります、本当のことを言えば雨の日の採集が一番効果的なのです。

今日の化石写真上は南側の転石、まだ波に洗われ始めて間もないジュラ紀の石灰岩です、
表面にはウミユリのタテ断面やヨコ断面を見ることができます、死後バラバラになったウミユリが、
波により掃き寄せられて集まった状態で化石化したようです。

写真中は バラノキダリスのトゲ Balanocidaris japonica 、 コケムシだらけの石灰岩の表面に数個
くっついている南側崖の下、方解石化しているが条件が良いと、とげの部分のみの分離も可能だ。

写真下は、海岸の波打ち際に転がっていた石、遠目にも表面に、タムナステリア Thamnasteria sp,
が確認できた、この六放サンゴに関しては、石は黒いほうが見つけることが容易になる。

びっくりするような大物や珍しい化石は見当たらないが、海岸の風を受けながらの採集は快適そのものだ、シルル紀のサンゴ化石の場合は身近な白い石はすべて集めておいて、海岸に腰を落ち着けて一個一個水で濡らして、肉眼とルーぺで確認することになるが、私はこの方法で20個近いシルル紀のサンゴ化石を見つけている、石は波の作用で入れ替わるので、まだまだ採集できる可能性は大といえるだろう。

広川町のサンゴ化石 2

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以前広川町のサンゴ化石については、「四億二千万年の旅人」というタイトルで
2007年7月ごろにこのブログで紹介した、下記のトラックバックよりお願い致します。

  http://blogs.yahoo.co.jp/kurosionoumiyama/10841426.html

この石も2年前に見つけた、ウミユリやサンゴの破片などがたくさん含まれている石の一つだ、
表面を見る限りこの海岸でもよく見られる石の一つだ、時代はシルル紀のものと思われる、
サリサンゴやハチノスサンゴが含まれているがどうも、地殻変動により破砕されたシルル紀の石灰岩が、
集まって固まり再度熱変成を受けたようにも見える、なかなか美しい石灰岩だ。

この石灰岩の割れた表面の写真が上で、一見すると化石などは何も入っていないように見えるが、
表面を霧吹きなどで湿らせると、あ~らっ不思議・・・何かが浮かび上がってきた?

透明の薄い板のようにも見えることから、腕足類かサンゴのタテ断面かと思われるが、
海岸でこれを始めてみたときは、三葉虫の尾部(しっぽ)と思って興奮したものだ、
頭を冷やしてよく観察すると表面に見える筋の形状から、腕足類と断定しても良いだろう、
ルーペでは判断しずらかったのだが、デジタルカメラで撮影後、パソコン画面で拡大すると、
写真中で見るように、腕足類とはっきり確認できた。

さて問題は最後の写真・・・・3mmの丸くつるんとしている物体?、こいつは何だろう?
貝形類か、まさか三葉虫(ブマスタス)じゃないだろうな?

広川町のサンゴ化石

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近畿地学会第221回例会の例会開催地となる広川町の海岸は、

北側にはシルル紀の石灰岩、南側にはジュラ紀~下部白亜紀の鳥の巣石灰岩が見られる、
この海岸で3つの時代の化石採集ができる、もう少し南側にはデボン紀もあるらしい(未確認)
またここは黒瀬川構成岩帯という特殊な地域で、石好きには珍しい石に出会えるところだそうだ。

海岸の固い露頭を割って化石を探すこともおもしろいが、私のここでのお勧めは・・・
バケツ片手に海岸の石灰岩を見て回ること、適度に波の作用で丸く磨かれた石灰岩、
この表面に浮き出たサンゴを見つけることが、最も簡単な採集方法だ。

写真の石は灰色っぽい石灰岩はジュラ紀の石だ、熱変成を受けている為に見ずらいが、
白い部分が六放サンゴの成長面で、幾つかのサンゴが固まり群体を作り成長するのが見える
熱変成により外形などは肉眼で確認しずらいが、せりオイド型群体の特徴を見ることができる。

 六放サンゴ イサステリアの1種 Isasteria sp,(カラモヒリア科)

こんな石なら海岸にたくさん転がっている!

写真ではわかりずらくてすみません、和歌山県立自然博物館に展示されている、イサステリアの標本の写真を追加しています、こちらは熱変成を受けていないのでサンゴの構造がよくわかります。

闇夜の珍客・・

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家の番犬?が急に吠え出した。

隣家の犬も同じく吠え出したので、どちらかの家に訪問者が来たのだろうと思った、
誰も来る気配がないが、犬は興奮して家の中を走り回っている、
訪問者じゃないのなら、よく遊びに来る野良猫だろうと思っていたら、
玄関付近で、なにやらごそごそ動く音や、植木鉢が倒れる音がする、ライトを持って見に行くと・・

「たぬき」だった!  家の周りにはときどきたぬきが出没し、農作物の被害もあり、
我が家は玄関までしか入ることができないように防護柵を2箇所に取り付けている、
このような処置にしたのも3年前に、一晩でトウモロコシを全滅させられた経験があったからだ。

現在畑には瓜・なすび・きゅうり・トマト・イチジク・おくら・サツマイモなどの農作物があり、
この中でも特にかぐわしい匂いを放っている、瓜に興味をもったのだろか?。

見つけたたぬきはまだ「子狸」で、体長も40cmくらいしかなくやせ細っている、
今は夏だから、冬場のようにコロッとしていることもなくかわいくない・・・・

野生のたぬきにしては人間を恐れる様子がなく、すぐに逃げようとしないことから、
病気か栄養失調なのだろうか、自宅には犬もいることから病気の感染も気になる、
木刀・強力ライトで目くらましをかけて敷地外へ追い出し、入り口の門扉を閉じた。
プロフィール

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