岐阜県六厩川の旧金鉱山付近で採集した黄鉄鉱。

文章斑岩と呼ばれる岩の隙間に、粘土状の鉱物(セリサイト?)と共産したもの、
粘土には塊状の方鉛鉱・黄鉄鉱も見られる、分離した単体の結晶は美しく、
ちょうど奈良県の針道大峠の黄鉄鉱産地と似ている。
持帰った粘土をバケツに入れて洗浄、粘土を洗い流せばそこは輝く結晶の世界

残った石の中から光る石を選り出す、ここの黄鉄鉱はほとんど正六面体が多く、
水晶や方鉛鉱の結晶も混ざっている、大きい物をピンセットで取り出して集める、



最大サイズで8mmくらいの物が見れる、これがすべて金だったら素敵だろうが、
正体は「愚か者の金」と呼ばれる黄鉄鉱、鉄と硫黄からなり化学組成はFeS2、
英名の「パイライト」は、ギリシャ語の「火」を意味する「pyr」に由来する。