湯浅町内の小さな露頭で、有田層の中部層~最上部層までの化石が見つかった、
生息期間が長い化石を基本にして時代を推定、最上部層が含まれるのは決定的。
この時代の化石の研究は、群馬・長野の石堂層や瀬林層がよく研究されて、
時代・化石を同定るような資料も多く出ている、この資料を参考にし同定を進めた、
消去法で同定を進めていくと、正体のわからないアンモナイトが増え始めた・・・・・・
ひまわり保育園とここからのアンモナイト、小型の物だが棘なし直線的な肋を持ち、
副肋が出ないゆるく巻く、螺管は細く腹足部分には棘を持たないなどの特徴と、
この付近の産地を考慮して同定すれば、シャステクリオセラスとなるのが普通だが、
長野の石堂層から見つかる、カーステ二セラスの一種ではとの結論に至った。
? Karstenicras sp, ☝ひまわり保育園 35mm ☟湯浅 25mm
細身の棘を持たないタイプのクリオセラタイテス、と言われれば反論できない代物?