友人が先日から九州の山巡りに行った、目的地は九重連山で深山霧島を楽しむと言う、
今ちょうど開花期で全山ピンク色に染まっているだろいうか、過去を思い出して・・
深山霧島咲く九重連山 1986.6.2~6
恒例の春の九州遠征・九重連山、当初は単独行で2回楽しんだ後からメンバーが増えた、
今回は先輩HRを含むID・OK・IKの5名の参加、IDが経験2年目の初参加だ。
毎回入山は鉄道(夜行)利用で入るのだが、今回は船を検討したが都合がつかず列車利用、
コースは毎度おなじみの大阪―(夜行)―別府=長者原~三俣山~すがもり越え~坊がつ
る(泊)~大船山~黒岳~平治岳~坊がつる(泊)~すがもり越え~中岳~久住山~長者
原(泊)=豊後中村―博多―大阪、今回新たに黒岳と三俣山を追加した。個人的には
大判カメラによる深山霧島の写真が撮りたくて、カメラ(6X7)を持ち込んだ。
1986.6.2~3
今回は大阪から寝台特急「彗星」のB寝台利用で別府に入る、年々利用列車が豪華になっ
てきている。別府から「やまなみハイウエイのバス利用で長者原へ、梅雨のさなかでは
あるが利用客が多くバスは2便出た。長者原までは2時間のバスの旅で別府の温泉群、
途中の鶴見岳や由布岳を車窓から楽しむ、由布岳の深山霧島は山頂付近がピンクに色だ。
長者原で準備中に救助犬という首輪をつけた、雑種?大型犬の平治号と記念撮影する。
👇すがもり越えと硫黄岳をバックに 長者原
今回はすがもり越えからの入山、途中の硫黄山は最近まで硫黄の採掘が行われていた、
付近の通過時はまるで地獄の様相の崩壊地、硫化ガスの方向が反対だったので助かった。
ゴロゴロの火山噴出物の隙間をすがもり越えに向かう、噴気の音が間地かで聞こえる。
すがもり越え手前の峠に荷物を置き三俣山へのルートをたどる、富士山のような容姿
三俣山の登山路はひたすら上るだけ、40分で山頂直下のカルデラ部に到着、付近は深山霧
島や草ボケが繁茂してなかなかの様相、ここからの九重連山の眺めが最高だった。
👇三俣山の急斜面を登るIKとID
👇三俣山山頂付近から今夜の宿、坊がつるを望む(右中の屋根は法華院温泉)
👇三俣山山頂から平治岳を望む
坊がつるから衝立のような大船山が立ちあがり、付近の山がすべて外輪山を形成している、
三俣山も3つの山頂を持つ休火山の一つなのだ、3つの山頂(1744M)をお鉢めぐりし下山、
月の砂漠のような北千里浜から下ると、山の宿の法華院温泉で今夜は入浴に来る予定、
15分も歩くと坊がつるキャンプ場に到着、何度も訪れてはいるが坊がつるは素敵な場所だ、
周りを山に囲まれた低地で湿原も点在する、よく見れば高山植物も多く見ることができる、
付近の山の山頂はピンクに染まり深山霧島は最盛期のようだ。3つのテントの設営した。
👇坊がつるキャンプ場はシーズンにもかかわらず閑散(後ろは平治岳)
IKは新品のダンロップ私はモンベルの3、HR氏は昔懐かしいポンチョにもなるツエルト、
早い目の夕食は松茸ご飯と高野豆腐の煮込みすます、山小屋の夕食時間を狙い法華院温泉へ、
山の中で温泉に入れるのは幸せなことだ、硫黄泉で日に何回も湯の色が変わるという、
温泉を堪能し暗くなった道をキャンプ場に戻る、途中で叢が振れ何者かが先の道に姿を現す、
IKは「熊」私は「牛」と叫んだが朝見かけた「平治号」だった、見回りご苦労様・・・