先日の化石採集の成果・・・
今回採集させていただいた場所は、以前採石を行っていた場所の通路の崖、
崖にの登るための通路に使われていた、埋もれた土砂の中から転石を探した。
舗装某を突き刺して段階を探し割る、ここの石は風化が激しくすぐにボロボロになる、
本当に分離の悪い石の上に風化の速度が速い、中の化石も同じ状態といえる、
なにがしかの遺物(化石本体)で分離する、その部分になぜか薄い膜がある、
方解石の薄い膜で化石本体を覆うような状態、なぜか印象(雌)型のほうが美品、
層準によってはプゾシアやアナゴーも出るようだが、今採集できる場所では少数派、
よく見つかるのはデスモセラスで、表面の殻が保存されているものも見つかる。
今回採集できたのは異常巻きのハミテスの部品と、デスモセラスが中心となった。
 YAMA5581
  👆 Desmoceras  (pseudoihligella)  dausoni   shikokuense (雌型)
 YAMA5584
    👆 Desmoceras  (pseudoihligella)  dausoni   shikokuense

御崎先生の論文からすると、この産地は中生代白亜紀前期・宮古統となるらしい
地層区分ではアルビアン階にあたり、時代は1億2000~9700万年前だ。