紀伊駅から山中渓間の雄ノ山峠越えの区間、和泉山脈を越える為に急勾配が続く、
紀ノ川平野から眺めると春先には山桜が咲き、山が笑うごときの景観を楽しめる、
秋には紅葉も楽しめるので車窓にくぎ付けとなる、季節の変わり目を楽しめる線区。
車窓の横を見ていたら気が付かないが、湯屋谷トンネルから雄ノ山トンネルまでの間、
東側の山腹に一瞬黄色い花が見えることがある、昭和30年代に植えられた試植林で、
「ミモザ」と呼ばれるフサアカシア (Acacia dealbata) 、マメ科ネムノキ亜科の常緑高木、
どうゆう経緯で植えられたのか判らないが、但し書には水源涵養保安林となっている。
  KT60105 870400  山中渓~紀伊 9365レ
   👆写真右奥の谷が植林された「ミモザ」、車窓からは一瞬しか見えない

湯屋谷トンネル入口付近から急な斜面を20分ほど登ると、尾根筋に達し植林帯に至る、
黄色い花をたわわに付けた枝の、一抱えもあるような幹回りの木を見る事ができる。
丁度この年は植林地の下草刈りが行われ、線路の線形がはっきりと見る事ができた。
  KT15013 紀伊~山中渓 2960レ
     👆専貨2960レ EF15+EF60 山桜とミモザの競演 1986.4
  KT60128  紀伊~山中渓  2960レ
    👆専貨2960レ EF60重連 1986.4
  KT60129  紀伊~山中渓 850817 5360レ
   👆貨5360レ EF60重連  山頂付近からは紀ノ川平野が見渡せる。

何度もこの下の線路を通つているのに、「ミモザ」の花に気が付きませんでした、
1986春のダイヤ改正でEF60が入線して、EF58・ED60と置換があり運用離脱、
EF15は3両だけ残りましたが風前の灯火、ここでの撮影が最後になりました・・
11月秋のダイヤ改正で電気機関車の運用消滅、そして国鉄の消滅に続きます。
この撮影地は京奈和自動車道の一部開業で、撮影地自体が消滅してしまいました。