53.10紀勢電化開業までの特急「くろしお」には、食堂車が連結されて営業していた。

 👇前から3両目に、食堂車が連結されている「くろしお」
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今はイベントカー以外では見ない「食堂車」、当時の特急列車にはほぼ連結されていた、
最初に利用した記憶にあるのが「ひかり」、自分のお金を払って利用したのが「はつかり」、
当時は食堂車で食事をするのが夢?で、いけないことではあるが寝台列車の食堂車、
特急券・寝台権を持たずに2駅間ほど、座席確保を兼ねて食堂車を利用したこともある。
駅弁と比べ割高になるが車窓を楽しみながらの食事は、鉄道旅の魅力の一つでもあった。
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上の写真の鉄道部品?は、特急「くろしお」号の食堂車で特別に頂いたもの・・・・
ダイヤ改正も押し迫った1978年9月末、紀勢線「くろしお」名古屋~天王寺間乗車、
この時は全線乗車をするために乗車した、食堂車は乗車中都合3回利用した。
車内にはあと数日で営業終了の案内があり、今と違い「乗り鉄」などほぼ乗車なし、
車窓と食事を楽しみながら全線乗車した、日本食堂・和歌山営業所が営業を担当中。
本日3度目の利用で紀伊田辺から食堂車に入り、「ビーフシチュー」を注文し楽しんだ、
テーブルの端に置かれた領収書抑えが気になり、ウエイトレスの方にダメを承知で、
「営業終了後に備品のペーパーウエイトですが、譲っていただくことはできませんか?」
と図々しくもこっそり聞いてみた、「まだ営業日がある為にダメです」との当たり前の回答。
まだ営業日もあり紀勢本線からはなくなるが、他線区ではまだ食堂営業列車があるし、
ばかなお願いをしたもんだと自分を笑い、食堂営業終了の和歌山で食堂車を出るときに、
レジで料金を払い終えたあと茶封筒を一つ渡された、相手は件のウエイトレスの方、
「下車後に開けてね」と伝えられた、中身はほぼ予想できたがなぜか胸が高鳴った・・・
天王寺で開封すると「ペーパーウエイト」が出てきた、バツの悪さとうれしさに困惑した。

食事中に何度もペーパーウエイトに触れ、写真撮ったり物欲しそうに見えたのでしょうね、
この利用で「ビーフカレー」「ハンバーグ」「ビーフシチュー」「飲物」を堪能しました。
頂いたペーパーウエイトは今も、自宅の机の上で書類抑えとして現役で使用中のです、
食堂車に関しての最後の利用は、「トワイライトEXP」でした、食堂車再開は夢ですね。