秋の稲の収穫期を終えると沿線は寂しくなる、ただただ刈跡が残る田圃、
春までの間田圃を休ませて来年に備える、この時期は籾殻を焼く煙が漂い、
一段と寂寥感を大きく感じるようになる、まもなく冬がやってくる・・・
野上電鉄の車両には暖房設備がなく、冬場はただただ底冷えのする車両、
隙間だらけの窓からは隙間風が入り込む、乗るのもためらう季節がやってくる。
富山地鉄からやってきたデ5030系改めデ10型、この三両は当初から暖房付き、
ただし連結ができないために単行運転が主で、早朝深夜には運転されない状況。
👇暖房付きのデ10型(11~13)  下佐々~龍光寺前
 NT0641 龍光寺前~下佐々 デハ13
利用者からの苦情で旧来の車両にも、暖房が付き始めるが焼け石に水程度の数、
運転席に早期に優先的に設置されて、客は後回しの旧来の体質が抜けていない。
👇冬空の下 登山口~下佐々  モハ24 
 NT0644 下佐々~登山口 モハ24
👇北山~八幡馬場前  モハ32+クハ102
 NT0603  北山  モハ32+モハ26
👇紀伊野上~動木  モハ32
 NT0829  紀伊野上~動木 モハ32
👇動木~紀伊野上 モハ27
 NT0845 940300 動木~紀伊野上 モハ27
👇北山~野上中  モハ31
 NT0048  野上中 モハ24
野上谷と言われるくらいで冬は寒い、南国紀州と言えども冬場は雪が積もる日もある、
昭和40年(1965)の雪害では、積雪により数日間の運転休止も発生している。