岐阜県高山市荘川町御手洗での採集化石です。
御手洗の河床の状況は、この夏の増水で散乱していた転石はほぼ流されていて、
河床は奇麗に洗われた状態で落ち葉が積もっていました、表面を掃き清めてから、
表面に見える化石を確認取り出せる分を取り出し、後はここぞという場所を割込み、
化石を探しますが吹溜り場所が見つからず、やみくもに採集する事となりました。
旧砕石場の後は夏場に繁殖した草が枯れ、ところどころに露岩が見える状態です、
石に表面を確認すると所々に吹溜りや、化石の断面やキャストを見ることができ、

テトリアが見える石を割出し始めましたが、石が固く大きなブロッツクは取出せず、
リスを見つけてそこから広げる戦法に変更、断面に二枚貝らしきものを見つけ、
100㎜X100mmくらいで取り出しました、表面い緩やかな肋を見ることができたので、
こいつは怪しいと現場で小割したところ、アンモナイトの背中?であることが確定!
自宅に持ち帰りクリーニングしたところ、気房部分で地圧に負けて折れている状態、
それでも厚みのある部分が気に入っています。

Partschiceras cf. otekense Stevens パルチセラス・オテケンセに比較される種
時代 白亜紀前期 手取層群 御手洗層 (べリアシアン期)
産地 岐阜県 高山市 荘川町 御手洗

Modiolus maedae Hayami モディオルス・マエダエ 産地同上

Thracia shokawensis Hayami トラキア・ショウカワエンシス
今回の採集で、念願のジュラ紀(白亜紀)のアンモナイト採集する事が出来ました。