兵庫県

あけのべ 再訪 ③+

和歌山からここまで来たのだから、1日で帰宅するのはもったいないので1日+、
あけのべでもう一日遊ぼうかと考えたが、付近の鉱山をめぐることにした。
急遽行きを決めたので付近の下調べは無し・・・、情報端末は持ち合わせない私、
古い情報を頼りに、糸井金山(朝日)?、中瀬金山跡?、たけのこ村(竹野鉱山跡)、
乏しい情報を駆使して中瀬金山と竹野鉱山跡に決定、やはり情報難民であった。
たけのこ村は竹野鉱山跡に作られた施設、平成のゴールドラッシュと言われたが、
閑散としていました!、管理人に聞き付近にいくつかの鉱山施設もある事が判明、
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たけのこ村内に鉱山軌道のトンネル跡と、鉱石の貯鉱場らしき遺構が残つていて、
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     ☝坑道と貯鉱場跡 付近には水晶と金・銀・銅を含む鉱石が落ちている?
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付近からは水晶を含むズリなども有りここで鉱石採集、付近の河原では砂金採集、
思っていたほども大きな砂金は見つからず、意気込んできた割に落胆しました・・。

午後は中瀬金山跡での採集?、現役の稼働中の鉱山の為に採集や見学は駄目、
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下流の河原で蛇紋岩を含む石の採集と、2か所での砂金採集を行いましたが・・・・
小さな砂金を1個だけ採集することができました、帰りに中瀬金山資料館に寄り道、
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「鉱石の道」の仲間入りをしたのですが、月1回の公開とはトホホな施設ですね?


鉱石の道 明延鉱山跡⑤おしまい

探検坑道と鉱物採集後、平日ではあるが明延ミュージアム第一浴場が入れる、
鉱石を貰った林業の方の情報で、閉まる前に行こうという事でお風呂に行きました。
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地元の方が閉山後取り壊される予定だったのを購入、今は明延ミュージアムです、
鉱山関係の資料と広報の鉱山研究所、NPO法人一円電車あけのべの事務所、
明延ミュージアム第一浴場として、地域・鉱山・生活の資料等が展示されています。
そして最後は本当は最初に行くべき場所ですが、明延憩いの家前の鉱山記念碑、
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明延振興館の顕彰碑と明神電車「一円電車」、そう「しろがね号」の登場です・・・・・
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一応4人乗りの電車なんですが、車体中央の出入り台の前にマスコンとブレーキ?
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向かい合わせで乗車して、マスコンに向かい右側に乗車した人が運転する構造、
先に見た片運転台の「あかがね号」をも凌駕する、摩訶不思議な車両なんです。
ここの向かい側には復活運転を行う「くろがね号(客車)」も展示されていました、
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狭い車内に乗る事も出来ます、またその向かいには何やら見たことがある車両が、
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立山砂防工事事務所からきたDLが居ます、いずれはDL牽引で運転でしょうか、
旭山キャンプ場付近の軌道の整備、新しいDLの購入など怪しい動きがあります。
どんどん復活の勢いがついてます、鉱石の道とともにこれから目が離せませんね。
これにて鉱石の道終了・・・・・・まだまだ話題話ありますがいったん終了です!

鉱石の道  明延鉱山跡④ 鉱物採集

明延鉱山付近は鉱物採集禁止なのだけれども、河床などでは採集可能とのこと、
事前に地元に確認をしたのだが、旧鉱山跡(ズリ)等の立ち入り等は禁止になる。
大山粗砕場下の河原と探検坑道付近で採集、転石を割る程度の採集に挑戦した。
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探検坑道付近の転石、明延鉱山の鉱脈石(錫・黄銅鉱・亜鉛鉱など)
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明延鉱山の鉱脈石、錆びていても割り込むときれい、錫・黄銅鉱など
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黄銅鉱(一部酸化している)
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亜鉛鉱?
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錫石?
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方鉛鉱と黄銅鉱
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銀黒鉱?
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螢石(コロンと落ちていた)
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蛍石(泥岩脈に診られる蛍石)
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班銅鉱?

鉱物の同定については、現地の方(林業・元明延鉱山勤務)に鑑定を願いしました、私の採集品が貧相なのでか、「家にも石はたくさんある」と言って家にとって帰り、
手持ちの石を家から持ってきて、好きなの持って行ってと譲っていただきました・・・
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黄銅鉱
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鉄閃亜鉛鉱
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鉄重責(タングステン鉱)

石を持ってきてくださった、元明延鉱山の方の話や付近のシユリンケージ跡を見学、
あっという間に時間が経過してしまい、研修トロッコ道などに行く時間が無くなって、
次の見学場所の公衆浴場跡(当日は開館していた)と、一円電車広場へ・・・・




鉱石の道 明延鉱山跡③

明延鉱山探検坑道後半、明延鉱山は多くの鉱石を残したまま閉山に至っている、
閉山当時の見積もりで、あと5年は採掘できる石があり、未見の鉱脈もあるらしい、
その為にーL6以下の坑道は水没させて保存、いつでも採掘できる状態?だそうだ。
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☝方々に井戸と呼ばれる鉱石ダメがあり、ここから鉱車に鉱石の積み込みを行う
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☝電気機関車に代わバッテリーロコが活躍した坑道、ロコは軌間500mmの2トン。
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☝ローダーで集めて1トン鉱車に積み込みを行う、ローダー+1t鉱車+BTロコ
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☝ 当時から使われている休憩室の電灯、時間の経過を感じさせられる腐食具合。
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   ☝古くは電気機関車そしてバッテリーロコが通つた500mm軌間のレール
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上部には当時の名残りの架線を吊るす金具を、見ることができる場所もある。イメージ 7
☝大寿立坑の-L2?エレベーター口、2機・2階建ての大寿立坑は339mの竪穴
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☝ズリ出し専用の鉱井とホッパー、周りは最深部で使われた大型機械類など。
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☝予定の時間をオーバーして坑道探検終了、出口はトラック坑道の口から。
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☝出口から見上げる大寿立坑の巻上機の楼、手前石垣上に巻き上げ機があった。

今回見学させていただいた坑道は、明延鉱山のほんの一部分で650mくらい・・・
明延鉱山の坑道総延長は550Km、鉱山の採掘権は今も三菱鉱業が持つていて、
今も放棄されていないところを見ると、いつかは再開を夢見ているのであろうか?、
最深部に行くほど鉱脈の幅は広く、鉱物の種類と含まれる含有量も多くなるそうだ、
当時の機械と夢が詰まった水没坑道、何時か再開される事を願い坑道探検終了。
さて次は付近の河床などでの鉱物採集、結構なズリなので何が見つかるかな?

鉱石の道 明延鉱山跡②

2日目の午後は「明延鉱山探検坑道」巡り、明延鉱山最後の鉱区でもある場所、
世谷通洞抗の一部を一派公開した部分で、探検坑道の総延長は全長650m。
構内には閉山時まで使用されていた機械類、当時の坑道をそのまま保存公開、
限りなく現役当時の状態を知ってもらうという目的、坑道総延長550Km地下880m、
そのほんの一部ですが生野鉱山と違い、けた外れに鉱山・坑道を疑似体験できた。
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☝集合場所は鉱山学習館前、ヘルメット着用で坑口に向かいます,案内は小林さんイメージ 2
☝県道沿いの旧世谷通洞抗が入口、ここは明延鉱山-6L新幹線の坑道でもある
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☝大山粗砕場へ続く幹線坑道、当時は軌間500㎜の8t電気機関車が使用された
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☝入り口付近にある古い時代の採掘跡、地上とつながっているので明かりが見える      イメージ 5
       ☝ 50年前のシユリンケージ採掘跡?、高さ20mの巨大鉱脈跡
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      ☝巨大鉱脈の一部 銅・錫・亜鉛・銀・金・石英など明延型鉱脈(中央)
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☝ -5Lの坑道跡30m間隔である鉱脈を貫く幹線坑道(当時は電化されていた)
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☝構内には分岐・待避線が多く複雑、今にもトロッコが出てきそうな雰囲気が漂う。

当時のまま保たれた坑道には、鉄材や木の支保抗も多く安全対策が採られている、
ガイド氏は元明延鉱山の社員、生粋の鉱山マンで当時の作業などを詳しく説明、
当時を知り鉱山に深い愛着を持つ方で、リアルに実感できる説明が最高でした。
続く・・・・
プロフィール

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